バレエ作品「ジゼル」をネタバレ?! あらすじと見どころを紹介!
おはようございます!
バレエ作品の『ジゼル』。有名なバレエ作品の一つですが実は「実らぬ恋」「浮気(?!)」「幽霊」を題材としたドロドロとしたストーリーなんです。今回はそんな『ジゼル』について紹介したいと思います。
概要
- 作品名:ジゼル(Giselle)
- 初演:1841年6月28日
- 会場:王立音楽アカデミー劇場 @パリ
- 振付:ジャン・コラーリ&シュール・ペロー
- 音楽:アドルフ・アダン (+フリードリヒ・ブルグミュラー/レオン・ミンクス/チェーザレ・プーニ)
- 原作:テオフィル・ゴーティエ&ジュール=アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュ
あらすじ
登場人物
ジゼル…ある村娘
ロイス(アルブレヒト公爵)…公爵である事実を隠してジゼルと交際している
ヒラリオン…ジゼルに片想いしている。ロイスが身分を隠している事実を早くに知ってしまう。
バディルト…アルブレヒト公爵(ロイス)の婚約者
ベルタ(ジゼルの母)
ウィリ…村の霊
第一幕
ロイスは村娘のジゼルと恋仲であったが、彼はアルブレヒト公爵であり婚約者(バティルト)もいた。ロイスはジゼルにあう度正体を隠していた。この変装の様子を、ジゼルに片想いしているヒラリオンが目撃してしまう。ヒラリオンはこの事実をジゼルに知らせるが、ジゼルは無視し続ける。
一方ジゼルの母ベルタがウィリの伝説についてジゼルに警告する。
そんな中、村に貴族の狩りの一行が到着し、その一行にいたバティルトとジゼルが仲良くなる。友情の印にバティルトはジゼルにネックレスを渡す。それをアルブレヒト公爵に見せるシーンもある。
ヒラリオンはアルブレヒト公爵の隠していた剣を見つけ、確信を得る。それを再びジゼルに伝えるが聞き入れてもらえない。しかしバティルトがアルブレヒト公爵と婚約していることをジゼルに伝えるとジゼルは驚き悲しみ、狂気に陥り激しく踊って亡くなる。
第二幕
第二幕はジゼルの墓の前で始まる。
ヒラリオンがジゼルの墓の前にやってくるがウィリたちが立ち去らせるが、のちにウィリたちはヒラリオンに無理矢理踊らさせ、最後には溺れさせられる。
一方、ミルタがジゼルをウィリとしてよみがえらせる。ここで墓の前にやってきたアルブレヒト公爵はウィリとなったジゼルと踊る。
ミルタはアルブレヒト公爵とジゼルに踊るように命じ、余りに長い踊りにアルブレヒト公爵も死にそうになるが、ジゼルがウィリたちと戦いアルブレヒト公爵を救う。
夜が明けるとともにウィリたちが力を失い、霊のジゼルは姿を消し、アルブレヒト公爵が一人取り残され、終演となる。
見どころ
見どころはたくさんありますが、一幕のジゼルが衝撃を受けて踊り狂うシーンはとても印象的です。前半の平和な村の雰囲気から、背景や衣装を変えずに表現だけでガラッと舞台の雰囲気を変えるのはなかなか表現力が試されるシーンといえるでしょう。
またアルブレヒト公爵とジゼルのパ・ド・ドゥが一幕と二幕それぞれありますがそのオーラの違いにも圧倒されること間違いなしです!
第二幕のウィリたちのコールドもこの世のものとは思えないくらいにうっとりしてしまいます。
オンラインでみることはできる?
さて、みどころたくさんのジゼルを家でみることもできそうです。(もちろん生が一番ですけどね。)
たくさんあったのでおすすめの2つご紹介します。
これ↓は超有名バレリーナSvetlanaがジゼル役のすばらしい公演です。
Natalia Osipovaのジゼルもみとれてしまいます…
おわりに
いかがでしたでしょうか?
幸せなジゼル、狂ったジゼル、霊となったジゼル、と本当にジゼルのたくさんの側面がつまった作品ですよね。
私ももう一度じっくり鑑賞してみたいと思います \(-∇-)/